こんにちは。川中努です。

先日オフィスのデスクの上に地球儀を買って置きはじめましたニコニコ





日本の地方都市、島根県松江市に居ても考えることはGlobalでありたいなと思います。
そう考えておけばある分野では、東京で勝負できるようにはなれるんじゃないかなと考えてそうすることにしました。

ボクの好きな本で、世界No.1の成長率で途上国の子どもたちのために図書館を建てつづけるRooms to Readの創設者ジョン・ウッド氏の書いた『マイクロソフトでは出会えなかった天職~僕はこうして社会実業家になった~』があります。


マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった/武田ランダムハウスジャパン

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マイクロソフトの重役でありながらも、ものすごい年収と地位を投げ打ってNGOを設立したウッド氏が文中で言っている言葉にとても感銘を受けました。

「Big Pictureを描け」

自分が楽(ラク)してなれる姿ではなく、その一段上のものを意識して取り組めば、その方向に向かっていくのが人間が本来持つ力ではないかと思います音譜

さて、今日のブログは、若いころからBig Pictureを描き成功した方です。

松江市出身で若くして関西の飲食業界で成功をおさめ、地元の松江に家族と一緒に帰ってきて、この地元でも「GB's CAFE」、「月島亭」、「スペインバル」などの複数店舗を展開する才能を持つ、稲垣寛社長の講演会を聴かせていただきました。





両親とも公務員の家庭で育ちながら、小学校の時にお年玉を元手に友だちから買い叩いた(笑)ファミコンソフトを転売し利益を得ることに商売の面白さを見出したとのことです。

高校生の時には、バンドブームだった時流を読み学生のバンドマンたちが腕を披露しあう場をプロデュースしそこで利益を稼いだりと、若いころから商才を発揮していました。

関西の大学在学中に友だちと始めたサークルがきっかけで、みんなで集まって飲む場所を作ったところ、それが大当たり、たちまち繁盛店へ。そして、大型店舗の転貸借の話が舞い込み、一気に勝負へ打って出る。これがまた大ヒットと。

そのときにお店の内装を仲間たちと自前でやる楽しさを覚えた稲垣さんは、関西でドンドンと店を増やしていきました。現在もグループ店の中心をなすのは関西圏です。

27歳の頃、学生時代に知り合った奥さまとの間に子どもが誕生するのをきっかけに、「自分が生まれ育ったのと同じ環境で子育てしたい」と故郷の松江にUターンし、こちらでもGB'sカフェ、もんじゃ焼き屋の月島亭などの人気店を相次いでオープンさせていきます。

そしてもう一つ強調されていたのが、無借金経営であることの大切さ。稲垣さんが若いころ関西で大きなお店をオープンする際に、どうしても銀行から借入をせざるを得なくて曰く“屈辱的な思い”をされたことがきっかけで借り入れに頼らない経営を目指そうと思ったとのことです。

しかし、稲垣さんは、そのような優良な「飲食店のオーナーでありながら、毎日自分の店に立ち続ける。「店が俺のフィールドだ」と独自のイナガキイズムを持っています。

稲垣さんとは親友としてお付き合いさせていただいていて、とにかく人付き合いの幅の広さ、そして魅力的な人柄にはいつも感心しています。そして、彼の真骨頂は一対一の言葉の掛け合い・・

泉のごとく湧き出すジョーク(ブラックジョークも含めて)にはいつものように笑わさせてもらっています。その彼とのやり取りが好きで、彼のいつもいるお店「スペインバル テラマチ」には、たくさんの人の明るい笑顔が溢れています。



講演後スペインバルでの懇親会風景


今回の講演で稲垣さん自身は、発表をするためにかなり今までの人生や事業の振り返りをされて、色々な気付きを持たれた様子でした。

人前で話すということは、頭の中が整理されていないとできません。ボクも講演をする際には、原稿を準備するところからパワーポイントの資料作りまで、時間をかけて臨みます。

今回の講演を拝聴し、今の自社の置かれている状況や今後の方向性を考えた上で、これから稲垣さんがどのような戦略・戦術で会社を運営されていくのかが楽しみですし、そのことに関わらせてもらいたいなと思いましたビックリマーク

稲垣社長、ありがとうございました。



地元での飲食業界の大御所からのコメントも聴きごたえがありました