川中努BLOG

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  • 母に捧げるサブ4 2016年02月29日

    こんにちは。川中努です。

    実にブログを更新するのは2ヶ月振りとなります。

    というのが私事ですが、1月22日に愛する母を病気で亡くすという、とても辛く困難な出来事があったからです。

    今まで何度か病気で入院をしていたのですが、この度は元気になって帰宅することなく、私たちに“永遠のさよなら”をして、この世を去っていきました。

    息子にとって、母親を失うということは、大きな精神的な支えを失うということを実感しました。

    しかし、今回の母の病気は失うものと同等の気付きと機会も与えてくれました。このことは、後日また機会があれば書いてみたいと思います。

    そんな母が亡くなる約1ヶ月前に、一方的かもしれませんが、僕のほうから誓った約束を果たす日が先日やってきました。

    「京都マラソンでサブ4を達成する」

    マラソンを始めてちょうど4年になりますが、フルマラソンにおいて完走できるランナーが次に目指す目標がこのサブフォー(4時間切り)と言われています。

    実は、この4年間、距離こそ走れるようになったのですが、タイム目標はあえて設けてきませんでした。

    「マラソンをしているのは、タイムより健康やリラックスが目的だから...」

    しかし、自分でも気付いていたのですが、タイム目標を掲げることは苦しいことです。

    僕は、そのことによって自分の“コンフォートゾーン”(安心できる領域)の中に居たかったのだと思います。

    しかし、母に京都マラソンでのサブ4を誓い、約束を果たしたいと思いました。

    このことは黙ってやるんじゃなく、有言実行にすることにしました。

    ラン仲間、友人、職場のみんな...

    公言することで、自分を追い込んで、コンフォートゾーンを越える機会に変えたかった。

    それは僕の心が自分の中に設けた壁。その壁を破ることは、人生や仕事にも大きな変化をもたらすと考えたからです。

    そこからは準備です。

    走ることはもちろんですが、体幹を鍛えるストレッチ、カーボローディングという食事制限、ウォーターローディング、マラソン中のエネルギー補給の計画など、予測し準備できることは全てやることにしました。

    いよいよ2月21日

    前日までの大雨もあがり、母を思わせるような包み込むような優しい太陽が西京極総合運動公園に昇りました。

    しっかりとラミネートした母の写真をポシェットに入れて、いっしょに走るフルマラソンの開始です!


    しかしスタートは、Jブロックとかなり後方での不利な条件でした。


    1万6千人ものランナーが京都の決して広くない道を走るため、スタートの号砲がなってから実際にスタート地点を通過するのに10分要しました。

    そして、始め10kmは人が多すぎて団子状態から抜け出せず、1時間5分もかかり焦りが...このままではサブ4できないのではと不安がよぎりました。


    このことがむしろ前半のエネルギーを温存させる結果にもつながったかもしれません。


    上り坂を地道に走り、少しずつ隙間を見つけてペースをあげて行くことができ、10〜30kmで挽回しました!


    30km通過したのが、2時間51分だったので、サブ4は射程距離に入ってきました。


    しかし、フルマラソンには必ずと言っていいほどドラマが起こります。38km辺りでさすがにペースが落ち、易きに流れそうになっている自分がいました。


    このままでは無理だと、再度母に力を借りて「いっしょに飛ばすよ」と力を振り絞って走りました。


    最後の2.195kmはキロ5分のペースに再び戻しました。そして、ゴール!

    結果はネットタイムで3時間50分21秒でした。

    目標にしていた4時間を大きく10分も切ることができたのです!


    ゴールでは、山陰ランクラブの仲間が待っていてくれました。

    僕の健闘をたたえてくれて一緒に感動してくれました。

    嬉しさ。感動。感謝。

    そして、このあとで一人になってから一緒に走った母の写真を見て泣きました。

    お母さんありがとう!
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