(辛口トークです)

 

こんにちは。川中努です。

 

この島根でも明日2月21日に蔓延防止措置が解除され、飲食店が営業を再開する。

 

私たち飲食店へ納品を生業にしている酒屋は、1月27日から約1ヶ月間お酒の売上がほぼないに等しい。

 

飲食店へはお金が出るのに、納入業者へはでないことへの不公平感や憤りを表している経営者も多い。

 

その気持ちはよくわかる。

 

でも、それでいいの?

 

被害者意識になっていませんか?

 

コロナ禍と言われるようになって2年が経った。

 

私たち酒屋はその間何をどう改善したのでしょうか?

 

さらに言うなら、コロナになったから環境がいきなりマイナスに振れたのでしょうか?

 

違いますよね。

 

今から10年以上も前から「何かよくない方へ社会が変わってきてるよね。」って薄々気づいていた人もいるのではないでしょうか?

 

リーマンショック、東日本大震災、消費増税、社会福祉の削減、インバウンドという1つの分野に傾斜する日本経済。

 

予兆はいろいろとあったと思います。

 

みんなそんな変化を感じながらも、見て見ぬ振りをしてきたということはないでしょうか。

 

経営とは変化対応すること。

 

それはリスクをいかに分散させるかにかかっている。

 

投資の世界において、優れた運用とは決して大きなリターンを狙って博打をはることではなく、リスクを分散させること。

 

飲食業への納品一辺倒という投資ポートフォリオを築いてきた自己責任へはどう答えるのでしょうか?

 

私たちはビジネスをしています。リスクと引き換えにリターンを得るのが商いです。

 

これからも、予測不可能な時代は続きます。

 

コロナ禍以上の試練も訪れるかもしれません。

 

しかし、試練は私たちを打ちのめすために起こっているのでありません。

 

試練をきっかけに、自分としっかり向き合うなら、そこには自分が心底大切にしていることが隠されています。

 

起きる全ての出来事は、自分を映し出す鏡。

 

被害者意識になっていては鏡は曇りっぱなしで、決して真実を映し出してはくれません。

 

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