稲盛さん

こんにちは。川中努です。

コロナ禍で自粛期間に家を整理していたら見つけました。

10年前に盛和塾生だった頃、ちょうど稲盛和夫さんが経営破綻したJALの再生に乗り出された時にいただいた名刺です。

今日はこれからのことで集中して進めたいことがあり、会社を離れ仕事をしています。

よく自分の内面が整理できていない時に“ライティング瞑想”というものを行います。

20分という時間を決めて、ノートに自分の内面にあること、たとえそれが混沌としていても、ポジティブでもネガティブでも、とにかく書き出す。ペンを止めない。

そうすると、自分の中にあるもの(エネルギー)が文字という形(物質)になって現れる。

自分が今何を、どのように感じているのかを俯瞰する。

そして、その状況を変えていくために、今何ができるのかが見えてくる。

頭の中で考えているだけでは「何故?」の堂々巡りで、答えの見つからないループにはまり込んでしまう。

そんな時、「自分に投げかける質問の質が、人生の質を決める。」

稲盛さんの後に師事した、人間行動学の世界的権威ドクター・ディマティーニはこう教えてくれました。

書き出すということは何よりも強い力を持っていて、人間のまだ見ぬ力が眠っている潜在意識にアクセスする最も有効な方法の一つです。

こうやって書き出すと、この名刺をいただいた10年前の自分と今現在の自分を比べることができる。


例え、混沌に陥ることがあったとしても、自分の内面に向き合い、質問に答えていくことで、また新たな一歩を踏み出していけることに感謝が溢れてきます。

そして、今日はもう一つ書き出すことの力を実感した出来事について書いてみたいと思います。

実は、今年の冬頃から原因不明の右腕の痛みに悩まされてきました。

どこかで打撲したわけでもないので病院に行っても仕方ないので、いつも通っている整体院で施術してもらったのですが、一向に改善しません。

身体がピンチの時に助けてもらう鍼灸院にも行きました。しかし多少は改善するのですが、痛みはなくならないし、日によってまちまちな状況が続きました。

そんなある日の晩、ふと「この右腕の痛みに感謝を書き出したらどうなるだろうか?」と思いついて、以下のように質問を投げかける感謝ワークをやってみたのです。

Q「何ヶ月も右腕が痛いことは私にどんなメリットを与えてくれていますか?」

A「右腕が痛いお陰で〜に感謝します。」
・健康であることの有り難さが分かる
・整体師のAさんや鍼灸師のBさんにお会いできた
・娘と息子に服を脱がせてもらった
・色々な人たちが心配してくれる
・頑張ってくれる自分の体
・意識が次元上昇しているのに対し体がついていっていないのだと友達が教えてくれた
・自分の体をもっと大切にしてあげようと思うきっかけをもらえた
・痛みを取り除いたり、避けようとするのではなく感謝しようと思えた
・たくさんの人たちに支えられて生きている
・その人たちのために役に立ちたいと思える

・このような質問をすることを教えてくれた師匠ドクター・ディマティーニに感謝します
・この右腕の痛みに感謝します
・この宇宙の計らいに感謝します

上記の答えは、嘘偽りなく自分で思ったことを書き出したものです。

すると不思議!今までの痛みが治ったのです。

感謝できることにも書いたように、人は痛みを避け、なくしたいと思います。

そのために、薬を使ったり、病院へ行ったり(今はコロナで行きにくくなっていますが)します。

しかし、身体には治癒力が本来備わっています。それを引き出すのが感謝です。

感謝を引き出すためには、良質な質問を自分に投げかけて書き出すことが重要です。

あなたは自分に対しどのような質問を投げかけていますか?

ディマティーニ